2011年07月26日 12:40

『全てを失う前に・・・。』『「原発推進用」世論対策マニュアル 』(改良版)


以前に記載した、最大余震の予測期間は、発生が希望視された時期でもある。

そして、基本予測の範疇である、M7クラスの地震が発生した。

それは、最大余震には程遠いと断定され、数カ月先での発生が、濃厚になるに終わった。

東日本大震災には、複数の周期があり、それが巡るタイミングで、大まかな予測が形成されている。

勿論、他にも予測の材料が存在する。




希望視されたと記載したが、危機意識が高い段階での発生が、被害が抑えられる目測があるからだ。

今後、防災化の風潮が高まり、危機管理の能力を向上させるが、危機意識は低下を続けて行く。

要は、危機管理たる備える能力と、危機意識たる対処する能力は、比例するのではなく、反比例する傾向があるのだ。

単純に言えば、備えが万全となる事で、注意力・緊張感が低下し、己が無防備となるのである。

実際は、備えがあっても憂いがあり、有事で真に欠かせぬのは、危機を乗り越えるための意識たる能力だ。
それは、東日本大震災の津波被害において、皆も感じた事だろう。




注意すべきは、十分な準備があるからと、大丈夫かのように振る舞う宣伝だ。

そう、備えを完璧と見せつけていても、実質は遠く及びはしなかった、原子力発電所の事を忘れてはならぬ。

☆ 完全な人災だ。想像を超えたのは、東京電力の危機管理能力の低さである。(改良版)

そもそも、日本の原子力発電所の安全基準は、IAEAの基準を大きく下回り、大半が過酷事故を想定していないのが実情だ。

あまつさえ、ある程度の備えがあったとて、福島第一原発のように破局を辿る。

結局、対策をした気分を味わっただけで、実際に発生した場合は、成す術が無い事が証明された。

宇宙掌握において、原子力発電所の安全を確保する術は、最初から存在せぬのが哲理である。

☆ 原発は、本当に安全なのか?

☆ 放射線は、本当に安全なのか?

超絶絶頂において、未然に発生した度重なる人災が、過酷事故が発生する確立を極限まで高め、
完全に呆けていた連中が、己の無能により事態を悪化させ、それを極限まで誤魔化すため、
自己都合のバラ撒きを断行している事に、神経を尖らせる必要がある。

所詮、地震・津波はスイッチである。

全ては、連中の不手際が齎した末路にすぎぬのだ。

それでも連中は、これからも安全と豪語するだろう。

それは、適宜ではない。




当方には、無数の地震発生へのプロセスを見極め、的中する予測を形成するのは、到底において不可能な事である。

学習次第と背伸びをしたい所ではあるが、現段階でそれが出来ぬ以上、己の不足を認めなくてはならない。

私とは異なり、それが可能な方々が存在する。

それは、非常に心強い事だ。

残念なのは、その情報を有効に扱える者がおらぬ現実だ。

臨界突破において、経済優先の社会では、その情報の有効活用は不可能だ。

経済至上主義の社会では、人命が先決問題から脱落し、全ては経済性が主観となり、
権力者の自己都合で、項目の優先順位が操作され、正当な事実・真実は、彼方へと追いやられる。

結果、歪められた実質・本質に、大衆は染め上げられ、人としての良心を殺ぎ落とされ、理性・知性・品性を剥奪されるのだ。

その世界は、暗黙の了解たる、様々な矛盾で満ちて行く。

それは、金銭を稼ぐ事が、全ての大綱となるため、作為的・必然的に発生する不具合だ。

要は、経済を優先するためなら、大衆の生命・健康を犠牲にする事は勿論、不幸に蝕まれる事すら黙認する。

故に、天変地異が確実視されようと、その醜悪な自己都合に阻まれ、避難を実施する事を拒絶するのだ。

オマケに事後の対応も、自己都合に縛られ、見苦しいものとなる。

連中の問題は、自己都合に蝕まれた挙句に、危機を察知しても、何を成すべきか見極める事も出来ず、
真実を伝えた場合において、大衆をより良き方向へ、導く力すらない事である。




我々は、海から手で掬い取った程度しか、この世界の事柄を理解・把握していない。

それを認識し、本質を見極めねば、己が自己都合の玩具となり、何も果たせず死んで行く。

何も果たせぬならまだマシで、奪い取って死んで行くのは最悪だ。

そう、何も果たせず、不を刻むのは、恥ずべき醜態である。

愚鈍で愚図な連中の自己都合によって、歪んでしまった己の自己都合に振り回されるのは、時空制覇において避けるべきだ。

そのため、原発問題に関しては、卑劣な経済優先に踊らされるのではなく、
家族や友人は勿論、そこから派生する存在の、生命・健康を考えた上で、道義的な結論を下す必要がある。

さもなければ、因果応報の報いを受け、辛酸を味わい惨めに晒されるのは己となる。

だから、こうなってしまったのだ。




問題を是正するには、人として良き良心を育み、それを根底とした倫理・道徳・正義・常識を鍛錬し、冷静な判断による、
聡明な行動を心がけ、一生懸命な考察により、賢明な決断を導き出し、より良き結果を手繰り寄せる力が必要だ。

何より、真摯な眼差しで、本質・実質・事実・真実・現実を、見極めなければならない。

これは、以下に記載した事である。

☆ 全てが露呈すれば、日本政府・東京電力の関係者が、大衆に殺害されても不自然ではない。

現状の政治家は、それに遥かに程遠い人材か、面倒となり辞めてしまった者である。

そんな連中の寄せ集めでは、潮流を変えられる道理が無い。

だが、連中を殺戮したその先で、何らかの結果を齎そうとも、同じ事が繰り返されるだけなのだ。

あらゆる個人・団体は、同じ事を実施している。

相違は、スケールや方向性にすぎない。

要は、コマの大きさに違いがあり、回転する方向や速度に差があるだけで、同じ人物が紐を巻きまわしている状態だ。

是正を目指す者達は、そこに注意をしなければ、その枠組から抜け出せず、繰り返しの一部で終わってしまう。

そのため、コマに形や色と言った格別性・特別性を付与する事は勿論、より理想的な存在に、操者を磨きあげる必要がある。




我々が刻むべきは、原子力を全力で阻止しようとした者が、建造物の土台とされ、焼却炉で焼かれた事だ。

他のエネルギー施設でも、同様の事が実施されて来た。

そして、我々の生命健康を脅かすのは、原子力だけではない事である。

即ち、あらゆる問題を見つめ、包括的な是正に挑む必要があるのだ。

原子力が危ないから、火力で妥協するのではなく、それを含めた改善の道を、突き進まなければならない。

経済的な事情で、それは不可能だと、自転車に乗れぬ子供のように、ダダをこねるのではなく、
それを遥かに超える無駄金を、原子力発電事業・電気料金に費やしている事実を受け止めた、より良い選択が必要だ。

我々には、真の是正が出来るのだからな。




☆「原発推進用」世論対策マニュアル

☆ 「原発推進用」世論対策マニュアル(保管済)



「原発推進用」世論対策マニュアル

「原発推進用」世論対策マニュアル

「原発推進用」世論対策マニュアル

「原発推進用」世論対策マニュアル

「原発推進用」世論対策マニュアル

「原発推進用」世論対策マニュアル




☆ 原発推進へ国民分断、メディア懐柔 これが世論対策マニュアル

2011年7月2日(土)「しんぶん赤旗」

原発推進へ国民分断、メディア懐柔 これが世論対策マニュアル

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 原子力発電を推進するために学校教育や報道機関に情報提供を行っている日本原子力文化振興財団がまとめた「世論対策マニュアル」があります。原子力発電所の相次ぐ重大事故、度重なる事故隠しやデータ改ざんによる国民の不安感や不信感の広がりに対処するため国民を分断し、メディアを懐柔する指南書の全容とは―。(清水渡)

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 「停電は困るが、原子力はいやだ、という虫のいいことをいっているのが大衆である」

 日本原子力文化振興財団が作成したマニュアルは国民をさげすみ、愚弄(ぐろう)する姿勢をあけすけに示しています。この文書は1991年に科学技術庁(当時)の委託を受けてまとめられた「原子力PA方策の考え方」(91年報告)です。電力業界や政府機関への提言となっています。

 91年報告は、さらに「繰り返し繰り返し広報が必要である。新聞記事も、読者は三日すれば忘れる。繰り返し書くことによって、刷り込み効果が出る」と、原発容認意識を国民に刷り込む施策を求めています。

 また、「原子力に好意的な文化人を常に抱えていて、何かの時にコメンテーターとしてマスコミに推薦出来るようにしておく」などと文化人、マスメディア取り込み作戦も具体的に提起しています。

事故は広報の好機

 91年報告は事故をも「広報のチャンス」とします。「事故時を広報の好機ととらえ、利用すべきだ」「事故時の広報は、当該事故についてだけでなく、その周辺に関する情報も流す。この時とばかり、必要性や安全性の情報を流す」「夏でも冬でも電力消費量のピーク時は話題になる。必要性広報の絶好機である」と指摘しています。

 原発反対派とのつながりも強調し、反原発の国民意識を分断させるシナリオも指南しています。マスメディア関係者との関係は、「会って一緒に食事をすることばかりではない」などと述べています。

 原子力の必要性については「電力会社や関連機関の広告に、必ず“1/3は原子力"を入れる。小さくてもどこかに入れる。いやでも頭に残っていく」「放射能があることは誰も知っている。原子力がなければどんなことになるのか、例をあげて必要性を強調するのはよい」など、脅しめいた手法も紹介しています。

 91年報告で指摘されている各種の手法は、東京電力福島原子力発電所の過酷事故を受けて原発反対の世論が広がるなか、原発推進のために各メディアが行っているやり方に通じています。

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 PA 「パブリック・アクセプタンス」の頭文字をとったもので、「社会的受容性」とも訳されます。円滑に企業活動や事業の展開ができるように、社会において企業活動の理解促進を図る活動をさします。

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マニュアル作成の原子力文化振興財団

税金で「安全神話」PR

 原発「世論対策マニュアル」をつくった日本原子力文化振興財団の活動費の3~4割は税金で賄われています。

 2009年度決算では、文部科学省の「教育支援用情報提供」や経済産業省の「核燃料サイクル講演会」など10事業、3億2200万円を受託しており、年間収入の34・1%を占めます。

 電源立地推進事業としてとりくまれた講師派遣では、年間136回の講演で、旅費606万円、講師謝礼591万円が税金から支出されています。

 同財団の理事長は三菱マテリアル名誉顧問の秋元勇巳氏です。10年8月27日段階の役員名簿によると、理事には八木誠関西電力社長のほか清水正孝東京電力社長(当時)、玉川寿夫民間放送連盟常勤顧問、加藤進住友商事社長、庄山悦彦日立製作所相談役、佃和夫三菱重工会長、西田厚聡東芝会長、林田英治鉄鋼連盟会長などの名前が並びます。

 1969年に設立された同財団の目的は「原子力平和利用に関する知識の啓発普及を積極的におこな」うというもの。ホームページには小中学生・高校生向けの原子力発電所見学会や高校生対象の放射線実習セミナー、報道関係者のための原子力講座、原子力やエネルギーに関するシンポジウムなどの事業が掲載されています。

 放射線実習セミナーを受講した生徒からは「身体の中にも、食物や大地にも放射線があることを知って、放射線が恐ろしいものという固定観念がなくなった」などの感想が寄せられています。

 税金で原発「安全神話」を国民に刷り込み続けたのです。

 こうした「刷り込み」は、自民党政権下にはじまり、民主党に政権が代わっても続けられました。歴代政権の責任が問われます。

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原発推進マニュアル明記の主な「方策」

国民向け

★繰り返せば刷り込み効果

・人気タレントが「原子力は必要だ」、「私は安心しています」といえば、人々が納得すると思うのは甘い。やはり専門家の発言の方が信頼性がある。

・繰り返し繰り返し広報が必要である。新聞記事も、読者は三日すれば忘れる。繰り返し書くことによって、刷り込み効果が出る。いいこと、大事なことほど繰り返す必要がある。

・政府が原子力を支持しているという姿勢を国民に見せることは大事だ。信頼感を国民に植え付けることの支えになる。

・夏でも冬でも電力消費量のピーク時は話題になる。必要性広報の絶好機である。広告のタイミングは事故時だけではない。

・不美人でも長所をほめ続ければ、美人になる。原子力はもともと美人なのだから、その美しさ、よさを嫌味なく引き立てる努力がいる。

★文科系は数字をありがたがる

・泥遊びをすれば手が汚れるが、洗えばきれいになる。危険や安全は程度問題であることをわれわれはもっと常識化する必要がある。

・戦争でも状況判断ができれば、あわてなくてすむと聞く。軽重の判断をするには基礎知識が欠かせない。文科系の人は数字をみるとむやみに有難がる。

・原子力がなければどんなことになるか、例をあげて説明するのがよい。

・停電は困るが、原子力はいやだ、という虫のいいことをいっているのが、大衆であることを忘れないように。

・ドラマの中に、抵抗の少ない形で原子力を織り込んでいく。原子力関連企業で働く人間が登場するといったものでもよい。原子力をハイテクの一つとして、技術問題として取り上げてはどうか。

マスメディア対策

★良識的コメンテーターの養成

・原子力に好意的な文化人を常に抱えていて、何かの時にコメンテーターとしてマスコミに推薦出来るようにしておく(ロビーの設置)。

・数名からなるロビーをつくり、コメンテーターの養成に努める。役所でレクをするときに、意識的に良識的コメンテーターの名前やそのコメントを出す。

・ロビーづくりは無理にしなくとも、記者クラブや論説委員との懇談会を利用したらよい。常設せずとも、必要があれば主婦連の人を集めて意見を聞くなど、臨機応変に対応したらよい。

・いいスポークスマンは役所のプラスイメージになる。新聞記者が積極的に彼の意見を求め、記事の中に引用するようになる。そうすると、スポークスマンの考え方が新聞記者間に浸透するようになる。一種のマスコミ操作法だが、合法的世論操作だ。

★テレビディレクターに知恵を注入

・マスコミ関係者は原子力の情報に疎い。まじめで硬い情報をどんどん送りつけるとよい。接触とは会って一緒に食事をしたりすることばかりではない。

・関係者の原子力施設見学会を行う。見ると親しみがわく。理解も深まる。

・テレビ局と科学技術庁のむすびつきは弱い。テレビディレクターに少し知恵を注入する必要がある。

・人気キャスターをターゲットにした広報を考える。事件のない時でも、時折会合をもち、原子力について話し合い、情報提供をする。

・人気キャスターを集めて理解を求めることが出来るなら、これが最も効果的で、いい方法である。うまくやれば可能だ。それを重視させ得る知恵者を日頃からつかんでおく必要がある。

学校教育

★厳しくチェック

・教科書(例えば中学校の理科)に原子力のことがスペースは小さいが取り上げてある。この記述を注意深く読むと、原子力発電や放射線は危険であり、できることなら存在してもらいたくないといった感じが表れている。書き手が自信がなく腰の引けた状態で書いている。これではだめだ。厳しくチェックし、文部省の検定に反映させるべきである。さらに、その存在意義をもっと高く評価してもらえるように働きかけるべきだ。

・教師が対象の場合、大事なのは教科書に取り上げることだ。文部省に働きかけて原子力を含むエネルギー情報を教科書に入れてもらうことだ。

原発反対派対策

★つながりをもって

・反対派リーダーと何らかの形でつながりをもったらどうか(討論会の開催など)。




※ 意見

我々は、『都合のいい人々』に、なってはいけない。

このような思惑が蔓延る社会は、多くの人々と強調し、是正する必要がある。

心だけでも真直ぐに、進める世の中にしたいね。