▼衣装▼

壱与の女王即位式の衣装って、物語の冒頭で卑弥呼が着ていた衣装と同じものだったんですね。2度目に読んだ時にやっと気付きました。
その冒頭部分を見ると卑弥呼はその衣装を割とよく着ているようです。どうやら即位式の為だけの衣装というわけではない様子。
でも普段着というわけでもなさそうなので、女王の正装、といったところなのでしょうか。

即位式の後、壱与があの衣装を着ることは二度とありませんでしたが、野山で鳥や動物たちと遊ぶのが好きだという性格の壱与なので、着飾ったり動きづらそうな服装は苦手なのかもしれません。

なんのためらいもなく服の袖を破って包帯代わりにしたり、形振りなんて構わず人に尽くす壱与が、私は大好きです。

 

▼クコチヒコ氏について考えてみる▼

もともと面倒見が良いのでしょうが、なにかと夜美の世話を焼くクコチヒコ。
敵からの攻撃を庇ったり、キジノヒコを想って冷静な判断が出来なくなった夜美に対して諭すように言い聞かせてみたり…
なぜそこまで夜美に構うのか。

それは、夜美の女だてらに剣を振う姿が、キクナとダブって見えたからなのではないでしょうか。

勇気を奮い立たせ、山童との戦いに赴いたキクナ。
そんなキクナを亡くしたクコチヒコだからこそ、キクナに似て勇ましく戦う夜美を放っておけないのかもしれない、助けることができなかったキクナを思い、その分まで今度こそ守ってみせると思ったのかもしれません。

 

▼髪質▼

ライカの髪は固いんだか柔らかいんだかよく分からないですが、とりあえず滅多な事ではセットが崩れていません。しかし、そんな髪の毛でも前髪だけは重力には逆らえないようです。逆さに吊られればデコ全開。本当にどんな材質なんだろう…って、材質ってのもなんか変ですが。

ウツキはウツキで、デコ全開になった時ってほとんど無いように思います。吊られてても髪が重力無視な状態ですし。
ウツキの前髪って、触るとフワフワなのかゴワゴワなのか、どっちなんでしょうね。
いや、ホントどうでもいい事なんですけど。

ちょっとだけ、ちょーっとだけ気になったもんですから。

 

▼思考ロジック▼

クコチヒコ達が使っていた巨大な十字車輪から、ライカは小さな手裏剣を考え出したワケなんですが…。
ライカやタキ達が、始めて見た巨大十字車輪を「手裏剣」と呼んでいた事に、何か違和感があるんです。

「手裏剣」という言葉を知っているという事は、そういう武器の存在を知っていた事になるのではないかと。だけど知っていたとしたら、既に青銅で手裏剣を作っていてもおかしくはないですよね。たとえ青銅で作っても殺傷能力は高いでしょうから。
小さくて扱い易い「手裏剣」という武器を、ライカが初めて考え出した、という設定なんだろうと思うので…。

こうしてグルグルと考えていると、思考ロジックにどんどんはまっていってしまうのでした。