2012年03月28日 19:16 パンドラの世界で・・・。


この世界は、絶え間なく変化を続けている。

新規に生み出す事が、飽和になりつつある現状では、単純な破壊と再生が、単調に繰り返されている。

そして、不協和音を奏でながら、多くの存在が歪み始めている。

故に、次に続く世代に、我々が体験した世界を歩ませる事は、残念ながら皆無である。

だが、古きモノに触れさせる事で、感じさせる事は出来るだろう。

しかし、触れさせるべき数多の存在が、刻一刻と闇へと豹変しつつある。

次の世代には、彼等の歩むべき世界がある。

その世界を、光あるモノにするか、終焉を迎えた世界にするかは、その前を歩く我々次第だ。




我々は、希望が一片も入っていない、パンドラの箱を中心に、携えた世界に生存する。

何者かが、それを開ける時が、来るかもしれない。

近年までは、心の奥底にある光が、それを開かせる事は無かった・・・。

しかし、パンドラの箱も風化が進み、今にも内包させる全ての災厄を、マキ散らさんばかりの状態だ。

それを止めるのは、全人類の心である。

次世代に継承したい、明日を描き前進すれば、パンドラの箱は内包する全ての災厄と共に、
敢然たる光に包まれ消失するだろう。
傍らにいる愛する者に、見せたい明日を想い、邁進する事でも問題は解決される。

その、愛する者から、繋がる命を見つめれば、平穏はより長く、無限にも続くのである。