2012年03月10日 18:09 真の民主主義の場合に思う


真の民主主義であれば、大衆に依存する形で、政治が展開される。

例えば、TPPの場合としよう。

これは、今後の国民生活に、大きな影響を与える議題だ。

そのため、多くの大衆が、不透明に進行する事に、大きな危機感を抱く。

まあ、現状の情勢でなければ、果敢に賛否を唱える者は、僅かとは推察する。




先ず、危惧を緩和する事が、傅く者達の使命である。

己が主の繁栄を願い実施する事で、主に混乱を招くのは、本末転倒だ。

故に、未然に防ぐのは、当然の事なのだ。

その義務を果たすため、事前に可能な限り想定される、
メリット・デメリットを適正に、情報媒体を駆使し、伝える必要がある。




そして、デメリットを減らし、メリットを向上させる提案をする。

その提案が、相手に受け入れられなかった場合の、最終的な決定権は、国民に委ねる事を約束する。

最重要なのは、想定内容と提案に対し、チェックバックを受ける事だ。

さらに、その内容を反映し、チェックバックを受ける。




五里霧中でも、早期に議論を行い、霧の中で迷わぬようにする。

要は、国民に長期的な関心を抱かせ、正当性に基づく討論を促すのだ。

勿論、その討論の結果を、反映する仕組みも、適正な状態で用意する。

現状は、想像による賛成派と反対派が、心髄を微塵も見極める事もなく、何となくゴネている状態だ。




私自身は、震災と原発の問題により、それが想定通りに進まなくなった事、
その想定自体が適正でなかった事を理由に、積算する問題を是正出来ぬ限りは、慎重な応対が必要と考察する。

そもそも、貿易協定の形態は、一つだけではない。

そう、選択肢は、多数ある。

アメリカへの譲歩は、FTAで十二分だ。




ここ数日間で、大衆認識が好転するアプローチを、連中が実施してはいるが、中身は以前と変わりはしない。

実質的な、民主主義でないのは勿論、能力が多大に不足している。

これまでに施した、多くの対策が実質的に無意味だ。

肝心な時に何もしない、愚図な性質は未改善である。

大改善が必要だ。




政治家が、儲かる政治は勿論、傅く者が主より優遇される状況では、そこに政義『正義たる政治』はない。




政治には金が必要?

でも、慎ましくすれば、滞在費・交通費は、何分の一になるの?

緊急を有する?

相手をもてなす?

何も、結果を残さないのに?

原発と事後の対策は、御金をかけた割には、メチャクチャだよね?

何のために、政治家になったの?

国民のため?

成果は?

具体的には何をやったの?

え、何も覚えてないの?

そう言えば、大多数の政治家が、同じ犯罪をやってるのに、誰かが自殺して終わりになるのは何故?

当たり前の事?

バレたやつが悪い?




処置無しの政治家は当然とし、腐った人材が蠢いている。

そもそも、それが一人いるだけでも、虫唾が走る、異常な事態である。

確かに、駆け引きは必要だろうが、醜悪になってまでやるのは、道を踏み外した証拠だ。

政治家が腐れば、社会が腐る。

政治家は、規範である必要がある。

故に、無知・無智・無恥は、決して許されぬ。




日本は、多くの分野において、スッカラカンの状態だ。

そのため、尻に火をつける必要がある。

しかし、根本の組成が間違っていたため、それが原因となり、無数の負の要因を形成している。

今後の政治は、それを十分に見極め、改善をしなければならない。

そうしなければ、全てが台無しとなるからだ。