2012年03月10日 18:09 ポピュリズムに思う
ポピュリズムとは、日本従来の政治手法だ。
大衆の、リーダーシップを育てず、感情を弄ぶ卑劣主義である。
国家を権力者の園にする、愚鈍な腐敗主義者の思惑なのだ。
その最大のイベントは、丁寧に用意をして来た、上層階級における腐敗の是正と、特権の縮小である。
そう、ポピュリズムなくして、政治は腐敗せぬ。
問題を形成する前提条件があり、問題を是正する事でそれが成り立つ。
まあ、必然的な状況によって、形成された概念だからだろう。
では、是正の先に何があるか?
この先の想定を明確に抱けなければ、凄まじいしっぺ返しを食らう事となる。
だが、是正は極限まで、実施すべきだ。
問題は、その先である。
ポピュリズムに感化された人材は、感情論を中心とした議論を展開する。
そうでなければ、その社会で主流となる人々を、陽動する事が出来ぬからだ。
それ故、理性的な論証者からは、危惧すべき存在と見える。
だが、本当に危惧すべきは、感化された人材である。
それは、理性的な論証者が、その先において、それを利用する側となるからだ。
これが、ポピュリズムの真の狂気である。