2011年08月05日 11:45 母が、余命一年と告げられた・・・。
母が、さらなる余命宣告をされた。
何度もされると、妙な気もちとなる。
医師としては、現状でもある程度の生活が、出来ている事が不思議との事だ。
確かに、母と同時期に入院されていた方々は、亡くなられてしまっている。
母は、子宮頚癌・子宮体癌と診断され、平成20年12月25日に、以下の施術を受けた。
○ 準広汎子宮全的術
○ 骨盤内リンパ節郭清
○ 大網部分切除術
○ 虫垂切除術
現状の病状は、新たに深部静脈血栓症を患い、癌が臓器に転移した状態だ。
現在の治療は、深部静脈血栓症による、生涯収まる事のない激痛と、癌の痛みを緩和するための、疼痛コントロールとなる。
そして、最後となるかもしれない、化学療法を受けている。
先程、抗癌剤の投与のため、母を病院へ送り届けた。
残り数回の、抗癌剤による成果が無ければ、完全な緩和ケアに移行する。
自分の力が、遠く及ばない問題が、 周囲を駆け巡っている。
そのため、己の非力さを、思い知らされるのだ。
だが、私は前進する。
母にも可能な限り、歩みを進めて頂きたい。
人は儚い・・・。
だからこそ、その一つ一つが、眩しく輝くのだ。
しかし、社会の荒んだ暗闇が、それを遮っている。
私は、それを振り払う。