2011年07月09日 01:48

日本政府・東京電力のスタッフが、300km圏内からの避難を、推奨する理由・・・。


前回、『使い捨てではない人材に対し、東京からの避難が勧奨された理由の一つ』と記載した。

ちなみに当方は、その蚊帳の外に点在する、つまらぬ人材の一人である。

そのため、避難を推奨されるにとどまり、事故の初期段階では、自宅で業務をしながら、状況を見守っていた。

避難を勧奨する理由に、放出された核種への懸念が、リストアップされていた。

☆ 原子力推進の弊害にならぬよう、定義が改竄されている核種が飛散した。

☆ 危険度が超高度なため、実在するが定義を持たせていない核種が飛散した。

☆ 存在は認知されているが、日本では検出方法が、確立されていない核種が飛散した。

☆ 検出はされているが、株価の暴落が懸念されるため、公表が可能となる核種は制限される。

日本政府・東京電力のスタッフによると、これらの飛散は必至との事である。

少なくとも、以下の核種が放出されている。

今後、数値が改変される可能性があるが、増えようが減ろうが、放出された事実を優先せねば、本質を見失う可能性がある。

福島第一原発から飛散した主な放射性同位体

福島第一原発から飛散した主な放射性同位体

何より、想定される最大余震・新規震災を前提とすると、
『長期的』に関東・東北・中部に滞在するのは、現実的ではないそうだ。

これは、万が一を捉えての、避難の勧奨と推奨を実施した、理由の一部にすぎない。




日本政府のスタッフに、全体に対する不誠実な対応の理由を確認すると、それは当然の事と返された・・・。

そして、放射性物質の拡散は、真意を把握する知能も無い、理性すらない馬鹿な連中が、勝手にやっていると頂戴した。

確かに、表面上の日本政府の対応を見つめると、中途半端な規制を実施しているだけで、放射線拡散の『推進』はしていない。

何故、もう少し配慮をせぬのかと尋ねると、以下の返事が返って来た。

『生産者からの保証を願う声が、余りにも疎ましかったので、色々と調整をしていたら、いつの間にかこうなった。完全な規制をすると、生産者がハイエナのように群がる。全ての責任は、連中自身にある。』

このように、生産者が他者の生命・健康を脅かすのは、生産者の自己責任と、特定の陣営は考察している。

結局、不誠実で悪質な企業と、大差が無い状態だ。

別途、被害者を犯罪者に仕立て上げようとする、人材陣営を日本政府は内在する。

そう、作為的・必然的に、類似した流れを描こうとする存在を、一つの組織が複数内在させている事は勿論、
全く違った流れを模索する集団は当然とし、何をすればいいか判らず、右往・左往する集団も内在しているのだ。

しかし、己が身の可愛さで、包括的な是正や、無数に存在する、
一歩進んだ対応を実施する人材がおらぬ以上、正当な集団ではない事は明白だ。

あまつさえ、それらをまとめあげ、品行方正な道を切り開ける者が、その組織に存在せぬのは、痛恨の極みである。

東京電力にも、様々な思惑が内在するが、日本政府と同類で、組織としては完全に失格だ。

日本政府・東京電力には、人としての良き良心を基盤とした、
倫理・道徳・常識・正義に基づいた、道を選択して欲しかった。

さすれば、新たな破局が起きてしまった場合の、関係者に降り注ぐ地獄を、相殺出来ただろう。

今後、大きな混乱が起きぬ事を、深く願っている。