2011年06月26日 03:35 その発展の裏側で・・・。(改良版)


昭和の時代、日本は躍進的な発展を遂げた。

しかし、その繁栄の裏側で、無数の病が蔓延した。

現状でも、多くの人々が、それらに苦しめられている。

人体の仕様・限界を無視し、発展に現を抜かして、ただ突っ走った挙句に、
あらゆる病を国民だけでなく、国家たる日本が、患ってしまったのだ。

それらは、癌より性質が悪く、完治する事は絶無である。

昭和の時代としたが、明治・大正・昭和へと、近代化はスケールの拡大を続け、病状は悪化の一途を辿った。

平成となり、進歩は緩やかとなったが、様々な問題が溢れ出し、容態は危篤の状態に瀕している。

各国も、その無作為により、類似した末路へ、まっしぐらだ。




近年、中国は急激な勢いで、爆発的な成長を続けている。

それは、昭和の日本とは、比較にならぬ大規模発展である。

結果、無数の病まで、高次元で散乱・蔓延している。

今年の初頭、それらが日本へ流入する事を懸念する声が、
事情に詳しい医療関係者らから、日本政府に寄せられていた。

理由は、我々の健康を新次元で破壊する、最悪の災厄とも言える多数の疾患が、
中国で増加を続けており、それらが日本にいつ流入するか、予測がつかぬ状態だからだ。

新次元で破壊すると記載したが、新たな病を発症するに至った、原因や要因が日本に到来し、
それらが蔓延する事は勿論、既存の原因や要因と合わさり、新たな問題が発生する事を指している。




我々が、直面する最大の危機は、福島第一原発の問題である。

それが、既存の原因や要因を拡張し、想像を絶する状況を形成する。

そこに、新たな原因や要因が加われば、それを通り越した、惨憺たる状況を形成する。

そう、我々を蝕む放射性物質は、国内のあらゆる原子力関連施設だけでなく、第三国の原子力関連施設からも齎される。

また、過去から現在に至るまでの、核実験や原子力事故は当然とし、未来における問題が、我々の首を絞めるのだ。

さらに、放射性物質を除外した、公害問題が類似した道を辿り、人類を蝕み続ける。

多くの人材は、無限の原因と数多の要因を、総合的に見つめる事を、己の無能を理由に放棄した。

結果、幾度も次元が移り変わり、多くの人々が絶望を味わっても、その教訓を生かす事無く、失態を繰り返している。

それは、かの福島第一原発のようにである。

忘却してならぬのは、多大な過ちの繰り返しを黙認し、怠惰で是正をせぬのが、我々の社会である事だ。

それを忘却すれば、容易くその餌食となる。

それは、全身全霊において、回避する必要がある。

我々は、危機が目前の存在『だけ』ではない事を把握し、総合的・包括的な眼差しで、前進しなければならない。