2011年06月04日 02:12

私が考察する、大地震が発生した場合の対処法 『第一段階 初期避難』


大地震が発生した場合、安全の確保を最優先とする。

子供がいる場合、子供の安全を最優先に確保する。

常に、己を見失う事なく、前進する事を考え、冷静な判断による、聡明な行動を心がける。




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☆ 先行補足 『調理中の場合』

コンロ/ヒーターによる調理中の場合、火を消す配慮が必要となる。

それは、火傷をせぬよう対処する。

フライパンで調理をしている場合、フライパンの柄を持ち、コンロ/ヒーターの火を消す。

鍋で調理をしている場合、中身が零れぬよう注意し、鍋の柄を持ち、コンロ/ヒーターの火を消す。

グリルで調理をしている場合、速やかにコンロ/ヒーターの火を消す。

油を使用した、高温となる調理(唐揚・天麩羅)の場合、危険が伴う可能性が高ければ、その場から離れる事を推奨する。

フライパンと鍋は、地震が収まるまで、コンロ/ヒーターに放置するか、
鍋敷きを流しの中に置き、そこに安置する事を推奨する。

キッチンテーブルに潜る場合は、飛散による火傷を防ぐため、可能であれば後者が望ましい。

包丁を使用していた場合、安全を考慮し、流しの中に安置する。




地震の揺れが、余りにも大きい場合は勿論、即座な対応が不可能であれば、火傷をせぬ事を最優先とする。

そのため、その影響の範囲外で、安全な場所を確保する。

地震の収束後は、散乱したフライパンや鍋を、火傷をせぬよう片づける。

火事になってしまった場合は、消火器のピンを抜き、落ち着いて消化を行う。




震度5相当の地震であれば、マイコンメーターがガスを遮断する仕組みだが、
より安全な避難を実現するため、可能な配慮を実施する必要がある。

地震において、キッチンは危険な場所であり、離れる事が最大限に好ましいが、逃げられるかは状況次第だ。

だからこそ、最悪の場合を想定した、対応手順を把握すべきである。

何より、それを認識しているからこそ、その場からの退避が促され、事後の対応に落ち着いて対処が出来る。

絶対が無いからこそ、可能な限りの最良策を、念頭に入れておく事が求められるのだ。

何も知らなければ、何も出来ずに命を落とす事すらある。

それを、忘れてはいけない。

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※ 避難に関し、いかなる場合もエレベーターの利用を避ける。




☆ 小規模な屋内(自宅・オフィス)の場合

1.転倒物・倒壊物・落下物を避けられる場所に避難する。

2.テーブルや机がある場合、その下で身をかがめる。

3.テーブルや机が転倒しないよう、支柱の1・2本を支える。

※ 小規模な屋内の場合、トイレ・洗面所・浴室が比較的安全である。




☆ 中規模から大規模な屋内(公共の施設・体育館)の場合

1.転倒物・倒壊物・落下物を避けられる場所に避難する。

2.テーブルや机がある場合、その下で身をかがめる。

3.テーブルや机が転倒しないよう、支柱の1・2本を支える。

※ 中規模から大規模な屋内で地震に遭遇した場合は、急に外に飛び出す事は避ける。それは、転倒物・倒壊物・落下物による、リスクが上昇するからだ。しかし、構造上の懸念がある場合は、頭上に注意し屋外に避難する。




☆ 屋外(住宅街・オフィス街)の場合 1

1.頭上に最大の注意を払い、転倒物・倒壊物・落下物を避けられる場所に避難する。

2.頑丈な建築物がある場合、頭上に注意しながら内部に避難する。

※ カバンがある場合、頭上をそれで保護する事を推奨する。何より、自販機・電柱・ブロック塀の、転倒率・倒壊率の高い存在には近接しない。避難場所は、公園等の広いスペースを推奨する。




☆ 屋外(ショッピングセンター)の場合 2

1.頭上に最大の注意を払い、転倒物・倒壊物・落下物を避けられる場所に避難する。

2.係員の指示がある場合、それに従い避難する。

※ 避難の際は、人の流れに巻き込まれぬよう注意する。




☆ 特殊な屋外(駅のホーム)の場合 1

1.ホームから転落しない事に注意を払い、柱につかまる・腰かけながら後退する。

※ ホームから転落した場合は、無理に上がるのではなく、ホーム下のスペースに退避し、身をかがめる。




☆ 特殊な屋外(エレベーター)の場合 2

□ 地震感知装置 有

1.地震が発生すると、自動で最寄りの階に停止する。

2.頭上に最大の注意を払い、転倒物・倒壊物・落下物を避けられる場所に避難する。

□ 地震感知装置 無

1.回数ボタンを全て押し、停止した階で降りる。

2.頭上に最大の注意を払い、転倒物・倒壊物・落下物を避けられる場所に避難する。

□ 脱出不能

1.混乱する事無く、非常電話・非常ボタンで外部に助けを求める。それらが利用出来ない場合は、携帯電話で警察・消防を経由し、救助を求める。

※ 無理な脱出は、非常に高いリスクを伴うので推奨しない。




☆ 特殊な屋外(地下街)の場合 3

1.転倒物・倒壊物・落下物を避けられる場所に避難する。

2.状況を見て外部に脱出する。

※ 冷静さを失い、咄嗟に外に出るような事はしない。出口付近で、将棋倒しになる危険を回避する。




☆ 特殊な屋外(運転中)の場合 4

1.周囲の車の状況を見極め、安全な場所に停車する。