2011年05月15日 00:49 ニュース『2、3号機もメルトダウンの可能性…東電認める』


2011年05月15日 00:49 ニュース『2、3号機もメルトダウンの可能性…東電認める』

 東京電力は14日の記者会見で、2、3号機の原子炉について「最悪の場合、1号機と同様のケースが想定できる」と説明し、核燃料全体の溶融(メルトダウン)の可能性を初めて認めた。

 1号機では、11日に水位計を調整した結果、炉内の水位が低く、燃料が冷却水から露出して溶けたことが確実となった。2、3号機の水位計はまだ調整していないが、1号機と同じ仕組みのうえ、もともと1号機より低い水位を示している。

 ただ、東電は炉内の温度などから、2、3号機は1号機より燃料の損傷が少ないと推定している。

 2011年5月14日 22時34分

※ 意見

事故の初期から、一号機・二号機・三号機のメルトダウンは、非原発推進勢力によって、指摘されていた事だ。

勿論、それよりも早く、日本政府・東京電力が、確実視していた。

それは、腐敗しきっていても、国家・専門組織である限り、当然において把握可能な内容である。

そもそも、福島第一原発が噴煙を昇らせる前から、海外勢が再三に渡り、そうなると指摘していた事にすぎない。

そう、メルトダウンを想定外と仰った、総理補佐官は勿論・『直ちに影響は無い。』と連呼された方も、
破局に陥った事実を、熟知されていた。

それにしても民主党は、国家運営・危機対応における能力は乏しいが、国民を欺き苦しめる事に関しては、非常に秀逸である。




一号機におけるメルトダウンは勿論、二号機・三号機のメルトダウンも、発表のタイミングが調整されていた。

現在、日本政府は全ての責任を、東京電力に押し付け、無残に原子力発電を推進し、
監督責任を放棄していた事を、有耶無耶にしようとしている。

何より、総理大臣が実行した、世紀の大失態を隠匿するのに必死である。

ここ最近は、それが露呈しても、責めを緩和可能な処置を、総理大臣を中心とし、民主党が実行している。

我々が、明確に識別する必要があるのは、民主党が御芝居をしている事だ。

その猿芝居に付き合わされ、騙され振り回されてはいけない。




大衆は、日本政府・東京電力の、認識が甘かった事は勿論、その多大な無能を嘆いているが、
連中はそれを強調する事で、責任を相殺している。

大手報道は、日本政府・東京電力の甘さを伝え、日本政府は内部で責任を押し付け合い、東京電力は責任を認めない。

必然的な流れとみえるが、それが確実となるよう、十分な配慮を行っている。

極大に注視すべきは、福島第一原発が、過小に見積もっても、一号機・二号機・三号機が、メルトダウンしている事だ。

海外の報道は、福島第一原発から数キロ離れた地点で、燃料棒の破片が発見されたと伝えている。

我々は、人為的に調整された、不自然な状況へと放り込まれた。

それを見つめ、危機を脱する必要がある。




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※ 補足(2012/06/09)

当時、東京電力のスタッフは、震度7程度の地震が発生した場合、一号機・二号機・三号機は内側から崩落し、
四号機の崩壊が進むのは不可避とし、なおかつ五号機・六号機が、メルトダウンする可能性を示唆していた。

そして、福島第一原発が無人となり、核燃料が大破局を迎えた揚句に、実質的に東日本が壊滅すると推察されていた。

その末路は勿論、発生が濃厚とされる災害を見つめると、原子力発電所の建設は、多大な過ちであったと痛感する。

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