2011年05月02日 22:24 敦賀原発2号機が運転停止へ 1次冷却水で放射能濃度上昇


☆ 敦賀原発2号機が運転停止へ 1次冷却水で放射能濃度上昇

 日本原子力発電は2日、運転中の敦賀原子力発電所2号機(福井県敦賀市、出力116万キロワット)の1次冷却水の放射性物質(放射能)濃度が上昇していると発表した。

 規制値を大幅に下回る値だが、核燃料から漏れだしている疑いがあるとして今後、原子炉の運転を停止して調べる。

 同社では、東海第2原発が地震で、敦賀原発1号機が定期点検でそれぞれ停止中。

 両機が再開しないままだと保有するすべての原発が停止することになる。

 敦賀原発2号機では、前回調査(4月26日)と比べて1次冷却水中の放射性ヨウ素133の濃度が2倍の1立方センチメートルあたり4・2ベクレル、希ガスが750倍の同3900ベクレルあった。

 規制値は放射性ヨウ素133が対象で同4万ベクレルまでとされ、今回の検出値は1万分の1となる。

 ただ、同社は核燃料の被覆管に何らかの損傷があるとみており、週1回の放射能の測定を毎日にし、状況を監視し続けたうえで原子炉の運転も停止する方針。

 そのうえで損傷個所を特定する。停止時期は未定としている。

 同機は、加圧水型軽水炉(PWR)。原子炉で熱された1次冷却水が配管を介して2次冷却水を加熱、蒸気を発生させて発電タービンを回す仕組み。

 同機は193体の燃料を昨年2月に装荷し、7月から燃焼させている。

 2011/5/2 19:34

※ 意見

大事に至る事はないだろうが、敦賀原発は放射性物質を、大量に海に垂れ流した実績を持つ。

一号機に関しては、二度と動かすべき代物ではない。

40年物の原子炉は、耐用年数が曖昧な状態で、リリースされている。

当時は、核反応は未知の存在だった。

そのため、α版と言える状態だ。

それを考えれば、使用は避ける必要がある。

この国はいつまで、作りかけのエンジンを積んだ、傷んだ車を走らせるつもりなのだろう?