2011年04月04日 20:45 ニュース『低レベル放射性廃液、海洋廃棄へ…福島第一原発』
☆ 低レベル放射性廃液、海洋廃棄へ…福島第一原発
東京電力は4日午後4時頃に記者会見し、福島第一原発2号機タービン建屋の極めて高いレベルの放射性廃液の貯蔵などのため、既に保管済みの低レベル放射性廃液計約1万1500トンを海洋に放出すると発表した。
海洋に放出するのは、集中廃棄物処理施設の約1万トンのほか、地下水が浸入している5、6号機地下の約1500トン。早ければ5日にも放出するという。
放出の影響について、東電は、近隣の魚類や海藻などを毎日食べ続けるとしても、成人の実効線量は年間0・6ミリ・シーベルトで、自然界から受ける年間線量の4分の1だとしている。
(2011年4月4日16時57分 読売新聞)
※ 意見
安全とされる数値が、想定値だと言う事を考えると、これは恐ろしい判断ですね。
実際は、どの程度の被曝で、実害が出るか未知数です。
極僅かな内部被曝で、人体に深刻な障害を齎した前例が、大多数あります。
そもそも、万人に対して、確実に影響が出る値を並べられても、不安が増すばかりで、意味がありません。
まだ、放射線物質の影響が、人体に何を及ぼすかが、研究の段階である事を、忘れてはいけません。
既に、高レベルの放射線物質を、海に垂れ流しています。
そこに大量の汚染水を流すのは、火に油を注ぐようなモノです。
まあ、トレンチと海が繋がっている状態ですから、どうしようもない事とは思いますが・・・。
何より、この結果がどうなるか、正確な答えが存在しません。
それを考えると、もっとあがいて欲しい所です。
我々は、3/11に多くの存在を失いました。
せめて、大切な存在をこれ以上、失わない事を願っています。
政府には、それを考えて頂き、世界各国と協調し、問題の解決に尽力して欲しいです。