2011年03月23日 16:05 原発に、より近い浄水施設では、どうなっているのでしょう?


☆ 金町浄水場で放射性物質…乳児には飲ませないで

 東京都は23日、都内に水道水を供給する金町浄水場(東京都葛飾区)から、乳児が飲む暫定規制値の2倍を超える放射性ヨウ素131を検出したと発表した。

 同浄水場は利根川支流の江戸川から取水し、東京23区や武蔵野市、三鷹市、町田市、多摩市、稲城市に水道水を供給している。この地域には計約960万人が居住。都は、一般家庭や病院、保育所などに対し、これらの地域で乳児に水道水を飲ませないよう呼びかけている。

 都によると、同浄水場で22日午前9時に採水し調べたところ、1キロ・グラム当たり210ベクレルの放射性ヨウ素を検出した。食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定規制値は100ベクレル。23日午前9時の採水では190ベクレルだった。一般の規制値300ベクレルは超えておらず、成人の飲用等には問題がない。

 また、規制値は、乳児が1年間にわたり飲み続けた場合を想定し設定されており、都は他の飲用水が確保できない場合は飲んでも差し支えないとしている。厚生労働省は妊婦への放射性物質の影響について「成人と同じ」としている。

 同浄水場は、福島第一原発から約200キロ・メートル離れている。都水道局は「大気中の放射性物質が降雨により、江戸川上流の利根川に落ちたのではないか」としている。都は、23日に多摩川から取水する小作浄水場(東京都羽村市)、荒川から取水する朝霞浄水場(埼玉県朝霞市)でも調べたが、いずれも放射性ヨウ素は検出されなかった。金町浄水場を含む3か所の浄水場とも、放射性セシウムは検出されなかった。

(2011年3月24日03時05分 読売新聞)

※ 意見

先日の『水道水』からは、ヨウ素131が18.7Bq/Kg・セシウムが0.31Bq/kgが検出されています。

数値が低いのは、浄化された結果なのかは、わかりません。

何より、現状の『水道水』の数値が、公開されていないので心配です。

極限に心配なのは、震源に近い貯水池や、浄水場の水がどうなっているかです。

マイミクさんが、その疑問を寄せて下さいました。

少なくとも、東京都の比ではない事は確かでしょう。

そちらに注意喚起は、されたのでしょうかね?

気がかりな地域の情報が公開されないのは、様々な可能性を想像してしまいます。

計測していない可能性・・・。

東京都への嫌がらせの可能性・・・。

計測に時間がかかっている可能性・・・。

発表したらパニックになる数値の可能性・・・。

一連を拝見すると、諸外国に『人権侵害』と言われる対応を、政府は国民にしています。

それを考えると、何をしているか、本当に分かりません。

水を買いためるのも、冷静に状況を見据えるのも、皆さんの自由です。

風評被害と言いますが、それを唱える方々が最悪の場合、責任を取ってくれるわけではありません。

醤油や飲料の水を、何処から調達しているかを考えると、何かが見えてくる気がしますね。

判断するのは、我々自身です。