2011年03月15日 13:07
原発なんて、目じゃない事が起きる可能性を、述べる学者さんがいる。
それに、同調する学者さんがいる。
でも、対応する術がない。
私の場合は、今住んでいる場所が、最も安全らしい・・・。
関東大震災に、耐えうる建造物であるのは勿論、周囲が緊急時の避難場所(特殊)となっている。
そのため、食料の確保しか、さらなる事態への対応策がない。
現状では、目先の問題を注視し、平等に与えられる情報を精査し、自己の判断で行動するしかない。
福島第一原発は、当初から全滅すると、頭の良い方々が予測していた。
そもそも、お粗末な存在であると同時に、緊急時に対応する職員が、プロフェッショナルとは程遠い存在だからだ。
原発で、対応している多くの職員は、超人でも天才でも、ましてや原発に精通している者ではない。
逆に、その点では、深く感謝する必要がある。
この件で、最終的に我々が、真実を知る可能性は低いだろう。
そう、抑制された情報が、公開されるに止まると推察される。
今回、原発で発生した問題は、東京電力による不祥事でしかない・・・。
それは、東京電力が訴えて来た情報との、差異を見れば一目瞭然だ。
しかし、その糾弾は、されない可能性が高い。
口外不可能な事態であると同時に、新たなパニックを引き起こしかねないからだ。
故に、我々は出来る事をするだけだ。
この状況下で、気をつけなくていけない事は、『きっと、大丈夫だよ。』と、確証のない笑顔を振りまく事だ。
それは、人の命を奪いかねない。
何より、希望を与える方法は他にもある。
『大丈夫です。私達が、傍にいますからね。』
上記のように、目に見えるモノで、提示すればいい。
そんな、一時の安心が、我々を救ってくれる。
『命が、無事でよかった。これで、明日をまた見る事が出来る。』
『何もかも失ってしまったけど、それに絶望してはいけない。命があれば、また取り戻せるさ。』
こう言った表現を用いれば、相手を中途半端に、勇気づける事はないのだ。
我々が、通常で得られる情報には、限界がある。
だが、可能性で述べられる情報を得られたとして、成すべき事は変わらないだろう。
それは、必然だ。
今は、原発における最悪の事態を想定し、最低限の予防しか、我々には出来ない。
近隣の方々ですら、十分とは言えない状況だ。
しかし、チェルノブイリの四倍の数値が、日本国内で検出されたのは驚きを隠せない。
あくまで、原発付近の数値だが・・・。
現在は、日本で史上空前の出来事が連続している。
そのため、心構えだけは、忘れないで欲しい。
心構えがなければ、冷静な判断力を取り戻すのに、時間がかかってしまう。
どのような状況でも、大事なのは冷静な判断力だ。